ワーホリでフィンランドへやってきて、無事にDVV登録を終えてようやく一息──
といきたいところですが、到着後の手続きはまだ終わりではありません。
次に必要になるのが、フィンランドの身分証明書(IDカード / henkilökortti)です。
これがあることで、ようやく銀行口座の開設や荷物の受け取り、各種登録など、
日常のほとんどの手続きがスムーズに進むようになります。
私も最初の頃は「パスポートがあれば十分でしょ」と思っていましたが、
実際に暮らし始めると、IDカードなしでは進まない手続きが多くて驚きました。
この記事では、フィンランドのIDカードを作る方法を、
必要書類や写真の準備、当日の流れ、受け取りまでを実際の体験をもとに詳しく解説します。
これを読めば、迷わずIDカードを申請できるはずです。
フィンランド到着後に必要な手続きを全体の流れで知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
この記事でわかること
- IDカードが必要な理由
- 申請に必要な書類と準備物
- 警察署での申請手順
- 写真の撮影・提出方法
- 料金・支払い方法
- 発行までの日数・受け取り方法
- 現地でのちょっとしたコツ
フィンランドのIDカードとは?

IDカード(henkilökortti)は、フィンランド政府が発行する公式の身分証明書です。
外国人でもDVVで住民登録を完了し、、個人識別番号(hetu)を持っていれば申請できます。
銀行口座や公共サービスの登録など、ほとんどの手続きで本人確認として使えるため、
フィンランドで生活する上でほぼ必須の存在です。
申請方法は2通り(オンライン or 警察署)
IDカードの申請には2つの方法があります:
- オンライン申請(電子申請)
- 警察署での申請(対面申請)
オンライン申請(電子申請)
警察の公式サイト(poliisi.fi)から申請可能で、手数料は48ユーロ。
ただし、ログインにはフィンランドの銀行ID(Bank ID)が必要です。
つまり、銀行口座を持っていない人はオンライン申請できません。
ワーホリのように「これからIDカードを作って銀行口座を開く」段階の人は、
まず対面申請から始めましょう。
警察署での申請(対面申請)
誰でも利用でき、手数料はオンラインより少し高い55ユーロ。
予約なしで必要書類を持って最寄りの警察署(Poliisi)へ行くだけでOKです。
警察署に持っていくもの
申請に必要な持ち物は次の通りです。
| 持ち物 | 説明 |
|---|---|
| パスポート(原本) | 本人確認に必要。 |
| 個人識別番号の証明書 | DVV登録後にもらえる書類。 |
| 証明写真 | 写真館または証明写真機で撮影 (次の章で詳しく説明します) |
| 申請手数料の55ユーロ | 現金またはカードでその場で支払い。 |
まだDVV登録が済んでいない人へ
IDカード申請には、DVVで住民登録を完了し個人識別番号を持っている必要があります。
DVVで住民登録を行う方法は、以下の記事で詳しく紹介しています。
写真の準備方法(フォトスタジオ or 機械)
IDカードの写真はその場では撮影できません。
事前に撮影し、デジタル形式(photo code)または印刷写真を準備しておく必要があります。
撮影方法は主に写真館で撮る方法と、証明写真機の2種類があります。
それぞれについて以下で詳しく紹介していきます。
まず知っておきたい:「photo code」とは?
日本では証明写真をプリントして提出するのが一般的ですが、
フィンランドでは多くの場合、「photo code(フォトコード)」というデジタル方式が使われています。
これは、撮影した写真データを直接警察のシステムに送信する仕組みで、
撮影後に受け取る英数字のコード(例:AB12-3CDE-FG45)を警察署で伝えるだけでOKです。
このコードを提出すれば、紙の写真を持って行く必要はありません。
photo codeの有効期限は数日〜1週間ほどなので、撮影後は早めに申請しましょう。
写真館(Valokuvaamo)
街中のフォトスタジオ(Valokuvaamo)で「IDカード用の写真を撮りたい」と伝えればOKす。
英語で言う場合は:“I need a photo for Finnish ID card.”
撮影後は通常、数分でphoto codeを発行してくれます。
料金は約20〜25ユーロが目安です。
お店によっては、撮影時に「printed photo(プリント写真)」か「photo code(コード)」のどちらが欲しいか、または両方欲しいか聞かれます。
両方を選ぶと、2〜5ユーロほど追加料金がかかる場合があります。
どちらか一方だけでも問題ないので、用途に合わせて選びましょう。
写真館の探し方は「valokuvaamo + 町の名前」(例:valokuvaamo Helsinki)
などと検索すると近くの写真館が見つかります。
証明写真機(Photo booth)
大型スーパー(Prisma, S-Market, K-Citymarket)やショッピングモール、
駅構内などにある自動証明写真機(photo booth)でも撮影可能です。
- 料金は約10〜12ユーロ
- 撮影後に画面上でphoto codeが表示されます(控える or 写真を撮って保存)
- 機械によっては紙の写真も出力されます
「passport photo booth near me」または「ID photo booth + 町の名前」などで検索すると、
近くの機械が表示されます。
なるべく費用を抑えたい場合や、夜間ならこちらでも全く問題はありません。
最寄りの警察署の探し方
IDカードの申請ができる最寄りの警察署は、Poliisiのサービス検索から簡単に見つかります。
- Select service部分 で 「Passport and id-card」 を選択
IDカード関連の窓口だけに絞れます。 - Select municipality で自分の居住自治体を選択
自動で該当エリアの警察署一覧が表示されます。

当日の警察署での流れ
フィンランドの警察署は、平日の日中でも混み合うことが多いです。
特にヘルシンキなどの都市部では、朝から行列ができるほど。
可能であれば、開館の10〜15分前に到着して並びましょう。それだけで待ち時間が1時間以上変わることもあります。
申請の流れ
- 整理番号を取る
入口近くにあるタッチパネル機で「ID card application」を選び、番号を受け取ります。
画面言語は英語に切り替えることができるので心配ありません。 - 呼ばれるまで待機
モニターに自分の番号が表示されるまで待ちます。
混雑時は1-2時間待つこともあります。 - 窓口で申請手続き
順番が来たら指定の窓口に行き、パスポート・DVV書類・写真またはphoto codeを提出。
担当スタッフが内容を確認し、登録を進めます。 - 支払い
申請料(55ユーロ)をその場で支払います。現金・カードどちらもOK。 - 控え(レシート)を受け取る
レシートには追跡番号が書かれています。
発行状況の確認に使うので、なくさないようにしましょう。
順番が来てからの手続きは10分ほどですぐに終わります。
IDカードの受け取り
申請から受け取りまでの期間は、通常1〜3週間ほど。
発行が完了すると、登録したメールまたはSMSで通知が届きます。
本人が警察署に直接行って受け取る必要があります。
パスポートを持参し、受付で「I’m here to pick up my ID card.」と言えばOK。
郵送受け取りはできません。
申請時に希望すれば、別の都市の警察署で受け取ることも可能です。
カードを受け取ったら、もう「現地の住人」気分!
これで銀行口座を開設でき、日常生活がぐっと楽になります。
まとめ
IDカードの申請は、慣れない行政手続きの中では少しハードルが高く感じるかもしれません。
でも、準備さえしておけば難しいことは何もありません。
必要な書類を揃えて、早めの時間に警察署へ行くだけ。
スタッフは英語で対応してくれますし、落ち着いて手順を踏めば大丈夫です。
これで、あなたのフィンランド生活が本格的にスタートします。
頑張ってくださいね!

