フィンランドワーホリで働く準備を進めていると必ず目にする言葉、
「税カード(Verokortti)」。
日本では馴染みのない制度なので、どんなときに必要なのか、
どうやって手続きすればいいのか戸惑ってしまう人も多いはず。
実はこの税カード(Taxカード)は、フィンランドで働く人にとって欠かせない大切な書類なんです。
この記事では、フィンランド在住スタッフが、
- 税カードとは何か
- いつ・どのタイミングで取得すべきか
- 申請の流れと注意点
を、現地での実体験を交えながら分かりやすく解説します。
フィンランドの税カード(Verokortti / Tax Card)とは
フィンランドで働くときに必要になるのが「税カード(Verokortti)」です。
これは、あなたの年間収入の見込みをもとに給料から引かれる税金の割合(税率)を決めるための書類で、雇用主が給与計算を行う際に使います。
税カードを提出していないと、正しい税率が適用されずに一時的に高い税率(60%)が引かれてしまうこともあります。
仕事が決まったら、できるだけ早めに申請しておくのが安心です。
税務署(Vero)が収入見込みに応じて税率を自動的に計算してくれるため、仕組み自体はシンプルです。
税カード(Verokortti)はどんなときに必要?
税カードは、フィンランドで給料をもらって働くすべての人に必要です。
ワーキングホリデーでのアルバイトや短期契約の仕事も例外ではありません。
カフェやレストラン、ホテル、観光地などで働く場合はもちろん、企業での短期雇用でも雇用主に税カードを提出するのが基本です。
手続きを済ませていないと、給料が正しく支払われなかったり、せっかく仕事が決まってもすぐに働き始められないこともあります。

税カードの申請方法(Veroでの取得手順)
フィンランドの税カード(Verokortti)は、税務署(Vero)で申請します。
申請方法は「オンライン」と「窓口」の2通りがあります。
オンラインで申請する場合(Bank IDがある人向け)

すでにフィンランドの銀行口座を持ち、オンラインバンキング(Bank ID)が使える人は、
Veroの公式サイトから申請できます。
ログイン後、「Tax card(Verokortti)」の申請ページで、その年の収入見込み額(年間でどのくらい稼ぐ予定か)を入力します。
その他の収入や控除がある場合は、合わせて記入しましょう。
申請が完了すると、数分〜数時間で税カードが電子版として発行され、通知が届きます。
PDFをダウンロードして雇用主に送れば完了です。
オンライン申請は最も早く確実な方法です。
ただし、Bank ID(フィンランドの銀行口座)がない人や到着したばかりの人などは利用できません。
窓口で申請する場合(Bank IDがない人向け)
まだフィンランドの銀行口座(Bank ID)を持っていない場合は、最寄りのVeroオフィスで直接申請しましょう。
窓口で申請用紙に記入し、必要書類を提出すれば、
その場で税カードを発行してもらえます。
持参するもの:
- パスポート(身分証明)
- 雇用契約書(勤務内容・給与額が分かるもの)
- フィンランドの住所情報
- 個人識別コード(Henkilötunnus)
窓口申請に必要な申請フォームの書き方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
個人識別コードがまだない場合
DVVでの住所登録がまだ済んでいない場合でも、
急ぎで働く必要があるときは、Veroで税カード申請と同時に個人識別コードを発行してもらえることがあります。
すべてのケースで保証されるわけではありませんが、
DVVの予約が取れなかったりなどで困っている場合は、Vero窓口で相談してみる価値があります。
まとめポイント
- Veroで申請(オンライン or 窓口)
- Bank IDがあるならオンラインが最速
- DVVの登録が遅れていてもVeroで相談可能
- 勤務開始前に必ず提出する
税カードのタイミングと更新
申請のタイミング
採用が決まったら、すぐにVeroで税カード申請をしましょう。
申請の際に必要な年間(1月から12月)の収入見込みは、契約内容(時給・勤務時間など)をもとに、どのくらいの収入になるかをざっくり計算するのがおすすめです。
税カードの更新と見込み額の変更
税カードは一度発行したあとも、いつでも更新できます。
働き始めてから収入が増えたり、仕事を掛け持ちするようになった場合は、新しい見込み額で再申請すればOKです。
最新の税カードを提出すれば、古いカードは自動的に無効になります。
最初の申請では、だいたいの金額で問題ありません。
「今年はこのくらい稼ぐ予定かな」という感覚で申請し、あとで実際の収入に合わせて調整していけば大丈夫です。
また、毎年初め(1月頃)には、前年度の情報をもとに新しい税カードが自動的に発行されます。新しい働き方や収入額に変化がある場合は、そのままにせず、早めに更新しておきましょう。
税カードの更新はオンラインでも窓口でも可能です。
正しい見込み額を反映させておくことで、税金の払いすぎや後からの調整を防げます。
フィンランドの税カード申請で困ったときは
手続きで分からないことがあっても心配はいりません。
フィンランドの税務署(Vero)の公式サイトは英語対応がとても充実しており、ほとんどの情報を英語で確認できます。
さらに、オンラインチャットや英語対応の電話サポートも利用でき、担当者もとても親切です。
書類の書き方や申請の進め方など、分からない点があれば、迷わずVeroに直接問い合わせてみましょう。
税金の状況は人それぞれで、「これが正解」という一つの答えがあるわけではありません。
ですから、少しでも不安や疑問がある場合は、Veroに直接確認するのが一番確実です。
Veroのスタッフは外国人の対応にも慣れているので、英語で質問しても丁寧に教えてくれます。
「公式サイトを見る → 分からなければチャットで聞く」くらいの気軽な気持ちでOKです。
まとめ
フィンランドで働くなら、税カード(Verokortti)の準備は欠かせません。
仕組みはシンプルで、仕事が決まったら収入見込みをもとにVeroで申請し、勤務前に雇用主へ提出するだけです。
収入が変わった場合も、オンラインでいつでも更新可能。
手続きに迷ったときは、英語でVeroに直接相談すれば安心です。

