フィンランドで働く際に必要な税カード(Taxカード/Verokortti)ですが、
初めて申請する人は「どこに何を記入すればいいのか」分かりづらいですよね。
慣れない海外の税制度を、しかも英語で手続きするのは少し緊張するものです。
この記事では、Form 5042 を使って Vero(税務署)の窓口で税カードを申請する方法を、
英語フォームの日本語訳付きでわかりやすく解説します。
税カードそのものの基本(何のために必要か・どのタイミングで必要か)をまだ確認していない方は、
こちらの記事も合わせてどうぞ。
どこで手続きできる?(Veroオフィスの場所と探し方)
税カードの窓口申請は、全国どこの Vero(税務署)オフィスでも手続きできます。
予約は不要で、営業時間内に直接行けば大丈夫です。
Vero公式サイトのこのページから、最寄りのオフィス(サービスポイント)を見つけることができます。
窓口では、番号札を取って順番を待つだけで受付してもらえます。
混雑しやすい時間帯を避けたい場合は、午前中の早い時間に行くと比較的スムーズです。
Helsinki(ヘルシンキ)周辺に住んでいる方へ
ヘルシンキ地域の場合は、International House Helsinki(IHH)でも、
税カード申請や各種手続きをまとめて行うことができます。
必要な書類(窓口申請に持っていくもの)
Veroオフィスで税カードを申請する際は、次のものを持参すればOKです。
| 必要なもの | 説明 | 補足 |
|---|---|---|
| パスポート | 本人確認のため必須 | |
| 雇用契約書 (Employment contract) | 雇用主の情報・勤務先・給与・勤務時間などが分かる書類 | 契約書がまだない場合は、雇用主からのメッセージ・採用証明でもOK |
| 個人識別番号 (ある場合) | すでにDVVで住民登録済みなら持参 | まだ無い人は、Veroで同時申請できる場合あり |
| Form 5042 (税カード申請書) | 外国人用の税カードの紙フォーム | 事前に印刷&記入していくと当日がスムーズ。窓口でも受け取れます。 |
上記に加えて、現在の住所を伝えられるようにしておきましょう。
書類は不要で、口頭で伝えるだけでOKです(Airbnbなど一時的な住所でも問題ありません)。
さらに念のため、次の書類も持参すると窓口での本人確認がスムーズになります:
- 滞在許可カード
- フィンランドのID card(持っている場合)
税カード申請書(Form 5042)の書き方【日本語訳つき】
まず、フィンランド税務署(Vero)の税カード申請書「Form 5042」を用意しましょう。
ここでは、初めての人でも安心して申請できるように、
各項目を日本語で解説しながら、記入例つきで順番に説明します。
1. Application and tax year(申請内容と税年度)

- I am applying for(申請内容)
- tax cardにチェック
- ワーホリで働く場合はこれを選択すればOK
- key person tax card
- 研究者・高額報酬者向け。
ワーホリは該当しないため空欄。
- 研究者・高額報酬者向け。
- prepayment of taxes
- 自営業や特定のケース向け。
ワーホリで給与をもらう働き方の場合は 不要なので空欄。
- 自営業や特定のケース向け。
- tax cardにチェック
- Tax year(税年度)
- 西暦で現在の年(例:2026) と記入する
- I request my tax number to be entered…(建設・造船業のみ)
この下の欄は、建設業・造船業に従事する人のみ使用します。
どちらも ワーホリの一般的な仕事には関係ないので空欄でOK。
2. Personal details(個人情報)

- Family name / Given names(姓・名)
- パスポートと同じ表記で記入します。
- Finnish personal identity code(個人識別番号)
- すでにDVVで発行されている場合 → 記入する
- まだ持っていない場合 → 空欄のままでOK
- Date of birth(生年月日)
- 記入例:誕生日が2020年3月21日の場合は、21032020と記入
- Country of residence(居住国)
- 日本から来た場合 → Japan
- フィンランドに長期滞在中でも、日本のままでOK
(Veroは「元の居住国」を聞いています)
- フィンランドに長期滞在中でも、日本のままでOK
- 日本から来た場合 → Japan
- Citizenship(国籍)
- 日本人なら「Japan」でOK
- Tax Identification Number (TIN) in country of residence
(居住国での納税者番号)- 日本では通常空欄でOK
- マイナンバーはTINとして扱われないため書かなくてよい
- マイナンバーはTINとして扱われないため書かなくてよい
- 日本では通常空欄でOK
- Address in country of residence(日本の住所)
- Street address(町名・番地)
- Postal code(郵便番号)
- City/town(市区町村)
- Country(国)
※ 以前の住民票住所でOK。証明書の提示は不要です。
- Address in Finland(フィンランドでの住所)
- Postal address (street or road)(通り名)
- House number(建物番号)
- 例:「12」や「5B」など
- Entrance(入口番号)
- 「A棟 / B棟」など建物の入り口
- Flat number(部屋番号)
- 例:「A12」や「36」など個々のアパートの部屋番号
- House number(建物番号)
- Postal code(郵便番号)
- City/town(市区町村)
- Postal address (street or road)(通り名)
滞在中の住所を記入。Airbnb / ホテル / 友人宅でもOK。
- Spouse’s name(配偶者)
- 結婚している人のみ記入
ワーホリの一般的な申請では空欄でOK
- 結婚している人のみ記入
- Child’s name(子ども)
- 子どもがいる場合のみ記入
こちらも通常は空欄でOK
- 子どもがいる場合のみ記入
3. Details of stay in Finland (フィンランドでの滞在情報)

- Date of arrival in Finland(フィンランド到着日)
- 例:2026年5月27日 → 27052026
- ワーホリ入国日と同じ日でOK
- Estimated date of departure from Finland(フィンランド出国予定日)
- ワーホリの滞在終了予定日を記入
完全に未定なら、ビザの期限いっぱいの日を書けば問題なし
- ワーホリの滞在終了予定日を記入
- Earlier periods of stay in Finland(過去にフィンランドに滞在した期間)
- 過去に留学や就労などで長期滞在したことがある場合に記入
- 最初の欄が「開始日」、次が「終了日」
- Are you staying in Finland permanently?(フィンランドに永住しますか?)
- ワーホリの場合 チェックしない
4. Employment details(雇用主に関する情報)

- I have an A1/E101 certificate issued in my country of residence
(A1/E101証明書の有無)- ワーホリの場合空欄でOK(該当しない)
- Working in Finland during(フィンランドで働く期間)
- 就労開始日〜終了予定日を記入
- 決まっていない場合は雇用主の契約期間でOK
- Type of employment relationship or commission(雇用形態)
- leased employee(派遣)
- 派遣会社に雇われている場合
- in an employment relationship(雇用契約)
- カフェ、レストラン、ホテル、清掃など
- self-employed person (自営業)
- フリーランスや請負
- leased employee(派遣)
- Estimated amount of income earned in Finland(フィンランドでの収入見込み)
- Type of income(収入の種類)
- Pay(給与)
- 一般的なワーホリの仕事ならこれをチェック
- Trade income(個人事業収入)
- Other; please specify(その他)
- Pay(給与)
- Income is(収入の種類:特殊ケース)
- どちらもワーホリは空欄でOK
- Income for the tax year(その年の収入合計)
- その税年度にフィンランドで得る収入の合計額をユーロとセントで記入
- 複数の仕事や収入源がある場合は、全てを合計した金額を書きます。
- Employer’s or compensation payor’s name(雇用主名)
- 雇用契約書に記載の正式名称を記入
- District of work (city/municipality) (勤務する市区町村)
- 仕事をする場所の市名
- 例:Helsinki
- Name of Finnish provider of work (only filled in by leased employees)
(フィンランド国内の派遣元)- 派遣社員(leased employee)の場合のみ記入
- Employer’s Finnish Business ID(雇用主の会社番号/Y-tunnus)
- 契約書に必ず記載があります
- 例:1234567-8
- Employer’s foreign TIN or Business ID(雇用主の納税番号・会社番号)
- フィンランド国外の企業に雇われている場合のみ記入
- Employer’s representative in Finland(フィンランド側の担当者)
- 現地雇用なら空欄でOK
5〜8. その他の項目

5. Working in Finland as a teacher, professor or researcher(教師・教授・研究者としての就労)
どちらも ワーホリには関係ないので空欄でOK。
研究ビザ・大学関連の特別ケース向け。
6. Information on studies (学業・研修に関する情報)
日本の大学や専門学校の授業の一環として、フィンランドで研修を受ける場合のみ記入します。
ワーホリで働く目的の場合は空欄でOK
7. Income earned abroad after moving to Finland(フィンランド移住後に海外で得る収入)
フィンランド到着後に、日本の会社から給与をもらう場合などに記入。
ワーホリで現地就労のみの場合は空欄でOK。
- 例:フィンランド到着後も日本の会社からリモート収入がある → 記入する
- 例:日本のアルバイト収入が到着後も続く → 記入する
8. Additional information provided by (追加情報)
特別な事情がなければ空欄でOK。
Signature(署名欄)
- Date(提出日)
- Signature(署名)
- パスポートと同じサインを書きます。(デジタル不可)
- Telephone number(電話番号)
- 連絡可能な番号(フィンランドの電話番号がなくてもOK)
まとめ
フィンランドで働き始める前に必要な税カードの申請は、
フォーム5042の項目が多く見えても、実際に記入が必要な部分はごく一部です。
このガイドを見ながら順番に進めていけば、初めてでも問題なく手続きできます。
わからないことがあれば、Veroのスタッフも英語でとても親切に対応してくれます。
フィンランドワーホリでの新しい仕事がスムーズにスタートできるよう、応援しています!

