フィンランドで初めてスーパーに行ったとき、
日本人が戸惑うポイントのひとつが野菜・果物の量り売りです。
見た目では量り売りと気づきにくい初見殺しなシステムのため、
日本の感覚でそのままレジへ持っていくと
値段が出なかったり、店員さんに止められたりして焦ってしまうことも。
でも安心してください、仕組みさえ知っていればとても簡単です。
この記事では、フィンランドスーパーでの
野菜と果物の量り売りの見分け方とはかり(計量器)の使い方を
写真つきで分かりやすく解説します。
フィンランドでは野菜・果物は量り売りが主流

フィンランドのスーパーでは、
野菜や果物の多くが量り売りになっており、これが基本の買い方です。
量り売りの商品は、自分ではかり(計量器)を使って重さを量り、
バーコードシールを発行してからレジへ持っていく必要があります。
ただ、厄介なのが「量り売りのもの」と「量り売りではないもの」が混在していること。
そのため、初めての人は「欲しい商品をどう買えばいいのか分からない…」と迷ってしまいがちです。
スーパーごとの量り売り事情
フィンランドのスーパーでは、野菜や果物はどの系列でも量り売りがあります。
ただし、レジへ行く前に自分で重さを量る必要があるスーパーと、
レジ側で計量されるため事前の計量が不要なスーパーに分かれます。
大手3社のうち、
Sグループ(Prisma・S-Market・Alepa など) と
Kグループ(K-Citymarket・K-Supermarket など) は、
レジ前に自分で計量してバーコードを発行する方式です。
一方、Lidl(リドル)は例外で、重さの計測はレジ側で行われるため、
事前にバーコードを発行する必要はありません。
この記事では、SグループとKグループで買い物をする前提で解説します。
量り売りかどうかの見分け方
フィンランドのスーパーでは、量り売りの商品とそうでない商品が混在しています。
量り売りかどうかは値札を見ることで判断でき、チェックすべきポイントは次の2つです。
①値段の単位を確認
- 「kg」と表示されている場合 → 量り売り(自分で計量が必要)
- 「kpl」と表示されている場合 → 個売り(量り不要)
「kpl」と は、フィンランド語の kappale(カッパレ) の略で、「piece(個)」を意味します。
つまり、1キロあたりの値段が書いてあれば量り売りで、
一個単位での値段が書いてあれば量り売りではないということです。
いくつかのパターンの画像を用意しました。



② 「商品番号」の有無を確認
量り売りの商品には、はかりで使用する商品番号が表示されています。
後ではかり(計量器)でこの番号をタップしてバーコードを印刷します。
- 番号がある → 量り売り
- 番号がない → 量り売りではない
ちなみに、この商品番号と一緒に書いてあることが多い「Vaaka」とは、
フィンランド語で「はかり・計量器」を意味します。
こちらも先ほどと同じ画像で実際の例をみてみましょう。



フィンランドスーパーの量り売り野菜・果物の買い方
スーパーの系列や、はかりの種類による細かいデザインの違いはありつつも、
バーコードシールを出す手順はどれもほぼ同じです。
ここでは、いちばん基本的な流れをステップごとに写真付きでまとめます。
① 欲しい商品の「商品番号」を確認する
まずは、買いたい商品の商品番号を確認します。
後ではかりでこの番号をタップしてバーコードを印刷します。
例として、下の写真ではりんごが「196」、ザクロが「84」などです。

② 必要に応じて袋に入れる
野菜や果物コーナーには無料のロールのビニール袋が用意されています。
少量なら袋は不要ですが、複数買う場合や土付きの野菜は袋に入れると扱いやすいです。
③ 近くのはかり(計量器)に商品を置く
野菜・果物売り場の近くにあるはかりを探し、
先ほどの商品をそのまま乗せます(袋ごとでOK)。
数字が安定するまで1〜2秒待ちます。

④ 商品番号をタップ
はかりには主に、タッチパネル式のものと、ボタン式のものがあります。
- ボタン式:商品番号を押す
- タッチパネル式:商品番号があるグループをタッチ→商品番号をタッチ
どちらの場合も、「この商品はこれです」と機械に教えるイメージです。



⑤ バーコードシールが印刷される
商品番号をタップすると、はかり(計量器)の前部分から、
バーコードシール(値札シール)が1枚出てきます。
何も出てこない・紙詰まりしている場合は、別のはかりを使うか、
無い場合は店員さんに声をかけましょう。


⑥ シールを商品または袋に貼る
出てきたバーコードシールを商品本体または袋の見やすい位置に貼ります。
- 1個だけの場合 → そのまま野菜や果物にペタッと貼ってOK
- 袋に入れている場合 → 袋の外側のレジから見やすい位置に貼る
ここまでできたら準備完了です。
あとは他の商品と同じようにカゴに入れて、レジへ持っていくだけです。


注意点とよくあるミス・トラブル時の対処法
ここでは、フィンランドのスーパーで野菜や果物を買うときに
知っておくとちょっとラクになるポイントや、よくあるミスの対処法をまとめました。
傷んだ野菜・果物が混ざっていることがある
フィンランドのスーパーでは、表面が傷んでいたり、
カビが生えている野菜・果物が混ざっていることが珍しくありません。
- 表面の傷
- 色ムラ
- やわらかすぎる部分
- カビ
- ブヨブヨした部分
などがないか、軽くチェックして選ぶと安心です。
バーコードを貼り忘れたままレジへ来てしまった場合
かなりよくあるパターンですが、特に焦らなくて大丈夫です。
そのままはかり(計量器)に戻ってバーコードを発行するだけでOK。
すでに他の商品をレジで読み取り始めていても、
「ちょっとバーコードを取ってきますね」と伝えてすぐ戻れば問題なし。
店員さんも慣れているので気にしません。
バーコードシールが出てこない場合
紙切れや紙詰まりでシールが出ないことがあります。
対処方法はシンプルに近くの別のはかりを使うか、
店員さんに英語で「This scale doesn’t print.」と一言伝えましょう。
間違ったバーコードを発行してしまった場合
こちらも全く問題ありません。新しく発行し直すだけでOK。
多くの店舗では、はかりの横に不要シールを貼る用のパッドが用意されています。
そこに貼るか、なければ近くのゴミ箱に捨ててしまいましょう。

発行したあとでやっぱり買うのをやめたいと思った場合
これも気軽に調整できます。
シールを剥がして商品棚に戻せばOK。
貼ったシールは不要シールパッドまたはゴミ箱へ捨てて問題なし。
フィンランドではこうしたケースは日常的なので、店側もまったく気にしません。
まとめ|フィンランドの量り売りは知っていれば簡単
フィンランドの S/K 系スーパーで量り売りの野菜・果物を買うときは、
この記事で紹介した番号確認 → 計量 → バーコード印刷の流れだけ覚えておけば大丈夫です。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、
一度やってみるとすぐに慣れて、普段の買い物もずっとスムーズになります。
この記事が、フィンランド生活の中での量り売りの買い方を
安心して試せるきっかけになれば嬉しいです。

