【フィンランドのクリスマス菓子】Joulutorttu(ヨウルトルットゥ)とは?簡単レシピで本場の味を再現

フィンランドのクリスマス伝統菓子「Joulutorttu」

フィンランドの冬が近づくと、スーパーやカフェでよく見かけるのが、
星の形をしたかわいいクリスマス菓子 joulutorttu(ヨウルトルットゥ)

日本ではあまり知られていませんが、フィンランドではこれを見ると
冬が始まったなと感じるほど身近な季節のスイーツです。

この記事では、

  • joulutorttuってどんなお菓子?
  • フィンランドでの歴史や意味
  • 現地での食べられ方
  • 家庭で作れる超かんたんレシピ

などを、フィンランド現地から写真と一緒に紹介します。

フィンランドの冬の文化に触れてみたい人や、
おうちで気軽に北欧のクリスマス気分を楽しみたい人にぴったりです。

目次

Joulutorttuとは?どんなお菓子?

フィンランドのクリスマススイーツjoulutorttu(ヨウルトルットゥ)

Joulutorttu(ヨウルトルットゥ) はフィンランド語で、

  • Joulu (ヨウル) = クリスマス
  • Torttu (トルットゥ) = タルト

を意味します。

クリスマスタルトとは言っても、
実際はパイ生地にジャムをのせて星の形に焼き上げたお菓子で、
フィンランドでは冬の時期に必ず見かける定番スイーツです。

伝統的なフィリングは、甘さ控えめのプラムジャム(luumuhillo)です。

しかし、アップルシナモン、アプリコット、ラズベリーなど、さまざまなバリエーションのジャムも人気があり、家庭では好きな味で作るスタイルもよく見られます。

12月になるとスーパーのベーカリーコーナーやカフェに並び始め、
家庭でもよく作られる「冬の訪れを知らせるお菓子」として親しまれています。

Joulutorttuの軽い歴史と意味

フィンランドのおばあちゃん手作りのヨウルトルットゥ

Joulutorttu(ヨウルトルットゥ)がいつ誕生したのかははっきりしていませんが、
ヨーロッパで作られていた星形のパイ菓子が北欧に伝わり、
フィンランド風にアレンジされていったと言われています。

星の形については、クリスマスらしい星を思わせることから、
「冬に光を取り入れる象徴みたいで好き」という人もいます。

深い宗教的な意味というより、
冬の時期にぴったりなかわいい形として親しまれてきたようです。

クリスマス前に家族で生地を折って作る工程が、
昔からフィンランドの家庭で楽しまれてきた冬の小さな恒例行事になっています。

フィンランドではどう食べられている?

12月のフィンランドでは、ちょっとした差し入れとして joulutorttu(ヨウルトルットゥ) が登場することが多いです。

家族の集まりや友人の家に遊びに行く時に持って行ったり、
職場の休憩時間に誰かが焼いて持ってきたものをコーヒーと一緒に楽しんだりと、
気軽にシェアされる冬のスイーツというイメージに近いかもしれません。

クリスマスが近づくと、ジンジャーブレッド(piparkakut / ピパルカック)や、
フィンランドの定番ホットドリンクであるグロギ(glögi)と並んで楽しむことも多く、
クリスマス菓子のラインナップや、フィンランドの文化のひとつとしてすっかり定着しています。

 Joulutorttu(ヨウルトルットゥ)の作り方

フィンランドのクリスマスタルト「ヨウルトルットゥ」

見た目はちょっと手が込んでいそうに見えるフィンランドのクリスマスタルト(ヨウルトルットゥ)ですが、やることは 「切る・折る・のせる・焼く」だけの超かんたんレシピです。

材料(約4個分〜)

  • 冷凍パイシート
  • 好きなジャム(伝統的なのはプラムジャム(luumuhillo))
  • 卵(焼き色用。なくてもOK。)
  • 粉砂糖(仕上げ用。なくてもOK。)


▶ フィンランドで作る場合

  • パイ生地は冷凍コーナーの torttutaikina / voitaikina が人気。
  • ジャムはjoulutorttuコーナーで1.5ユーロ前後で入手可能。

今回は、アップルシナモン(omena-kaneli)と洋梨キャラメル(Päärynä-suolainen kinuski)のジャムで作ってみました。どちらもスーパーのJoulutourttuコーナーで購入できます。

ヨウルトルットゥの材料
Joulutorttu用のジャム

① パイ生地を正方形に切る

解凍したパイ生地を、作りたい数だけ正方形にカットします。
サイズはおよそ 7〜10cm 四方 が目安。

▶ フィンランドの torttutaikina を使う場合
最初から正方形になっているタイプや、
長方形で半分に切るだけで良いタイプもあり便利です。

② 四隅に切り込みを入れる

それぞれの正方形の四隅から、真ん中に向かって斜めに切り込みを入れます。
中心までは切らず、少し手前で止めておきます。

 joulutorttu(ヨウルトルットゥ)の作り方①

③ 角を中央に折って星形を作る

切り込みを入れた四隅のうち、一つおきに角を中央に折りたたんでいきます。
全部折ると、風車や手裏剣のような形になります。

最初はややこしく見えますが、1つ折ってみるとすぐ感覚がつかめます。

折り目が集まった真ん中は、少しへこむ度に軽く押して窪ませておくと、
この後のジャムを乗せる工程がやりやすくなります。

 joulutorttu(ヨウルトルットゥ)の作り方②

④ 卵液を塗る

焼き色とツヤを出すために溶き卵を薄く塗ります。
これは見た目をよくするためなので、特にこだわりがない人は飛ばしてもOK。

⑤ 真ん中にジャムをのせる

星形の中央に、小さじ1〜大さじ1ほどのジャムをのせます。
入れすぎると焼いたときに流れ出しやすいので、気持ち少なめがちょうどいいです。

 joulutorttu(ヨウルトルットゥ)の作り方③

⑥ オーブンで焼く

225℃のオーブンで、パイ生地がこんがり色づくまで焼きます。
目安は15分前後ですが、オーブンによっても異なるので、
様子をみながら調整してください。

⑦ 仕上げ

少し冷ましてから粉砂糖をふると、見た目も味もぐっとクリスマスっぽくなります。

今回は、甘さ控えめで伝統的なプラムジャムではなく、
すでに十分甘いアップルシナモンと洋梨キャラメルのジャムを使ったため、粉砂糖なしで作りました。

焼きたてはパイがサクサクで真ん中のジャムがとろろと、
冷めても温かいコーヒーやググロギ(glögi)とよく合い、美味しい冬のおやつになります。

 joulutorttu(ヨウルトルットゥ)の作り方④

まとめ

Joulutorttu(ヨウルトルットゥ / クリスマスタルト)は、
フィンランドでは昔から年齢を問わず親しまれてきたクリスマスの定番スイーツです。

素朴なのにどこか特別感があって、冬になると食べたくなるお菓子。

この記事でも紹介した通り作り方はとてもシンプルなので、
日本でもフィンランドでも、おうちで気軽にフィンランドのクリスマス文化を味わえます。

材料さえそろえばすぐ作れるので、この冬の楽しみにぜひ一度試してみてください。

参考になったらシェアしてね!
目次